2025/12/05 01:39

事後報告:

福島県川俣市で毎年開催されている、コスキン・エン・ハポン (第48回全日本フォルクローレフェスティバル)、
2025年は待望のアルゼンチン・フォルクローレ界の超大物、チャカレーラといえばこの人!ペテコ・カラバハルが初来日。
日本に5度めの来日でコスキン・エン・ハポンにもたびたび来日しているお馴染みカロリーナ・ペレリッティがデュオ共演する事で彼の来日が実現しました!

パピータムシカ PaPiTaMuSiCaはカロリーナからのご指名により、コスキン・エン・ハポン2025(川俣)とその他ツアーとして、京都・大阪・東京2daysの企画サポートを行いました。

ここでは東京2days公演のポスターとリンクを掲載します。

東京はワークショップとコンサートの2days公演にしました。京都公演でも変更したように「ワークショップ=お勉強」のニュアンスが強い言葉と誤解されがちなため、参加者も一緒に手拍子しながら歌える人は歌い、踊れる人は踊ったりしながら楽しむ【参加型レクチャー・コンサート】の形式だと強調して告知し直しました。

日本初来日の大物ペテコのパフォーマンスをなんとか聞きたいという日本のファンに支えられ全公演無事大盛況のうちに終了しました。とはいえ、CDが売れない、そもそもサブスク主流となりCDデッキを持ってない世代が増え、CDショップが消えてる時代においては良い音楽でも日本における南米音楽での集客は苦戦しました。

長年ペテコ・カラバハルの音楽を日本で聞き続けていた方、アルゼンチン・フォルクローレに関心をもつ初心者(チャカレーラ入門にも必ずといっていいほどペテコの音楽は聴かれる)、偶然聞いて良いなと思って来て下さった方など、東京の2日め(最終日)は早い段階で満席となり、さらに川俣からの流れでより近くで楽しめる東京2公演も両日参加される方々や京都&大阪の関西2公演の素晴らしさが評判を呼んで、お陰様で全日程を大盛況のうちに終了する事が出来ました。

しかし驚く事は「チャカレーラの父」をもつ偉大な音楽家を父に幼少時から第一線で活躍するペテコのパフォーマンスのクオリティの高さと体力です。イタリア公演を終えて日本到着翌日には初日、2日めと時差ぼけに苦しみながら、朝おはようの声もかすれているのに、会場でリハーサル(もう2人でのリハはアルゼンチンで終えてるので、サウンドチェックだけ)にひとたびステージに立つと、のびやかな声で日本でその日初めて触ったギターをまるで、ずっとふだんから弾いてきたように奏でてあっという間に引き込まれます。
長年アルゼンチン音楽をサポートしている私たちも驚く光景の数々で、会場は連日ミラクルな時間でした。そしてこの人は言葉が通じなくても、人類=ファミリーだと思って接してくれるので一切の垣根を感じさせない。こんなアーティストに出逢える機会はめったにないなと実感しました。参加された皆様は大変幸運だったと思います。楽しんで頂けてとても良かったです。

2025年10月14日(火)東京公演(参加型レクチャーコンサート)、15日(水)東京公演(最終日)

https://papitamusica.hatenablog.com/entry/2025/09/15/150241